その他の開発事例

HLBS(Human Location Based Service)

HLBS(Human Location Based Service)とは

HLBSとは移動する物体に付けた無線ICタグからの位置情報を扱うシステムを構築するためのミドルウェアです。
HLBSで使用するタグは、TOTOKU社のMegrasならびにAeroScout社のタグですが、ヘルスチェックやステータス管理・コマンド送信・データ送受信などのデバイス管理機能を充実させ位置情報・地図情報・レシーバ情報・システム情報を含む位置情報基盤を強化して多彩なアプリケーションを作成する上で必要な制御を実現して容易な開発としたことを最大の特徴としています。
HLBSプラットホームを位置情報提供サービスコアパッケージとしてAPIを開示し、上位アプリケーションを作成できるプラットフォームパッケージとして提供します。 使用ライセンス型で提供します。

3つの特徴

1.用途別のタグの使い分け
検出範囲(距離)の違う2種類のタグを使い分け、同じインターフェイスで使うことができます。HLBSの下層にレシーバとタグを配置し、ハードウェアの違いを吸収しています。
レシーバが読み取ったタグからの大量の情報を、速やかにインターネット・イントラネットを使ってサーバに送り処理することが可能です。

2.タグの規格やレシーバの規格から解放
タグの規格やレシーバのプロトコルから解放する機能を装備しているので、アプリケーション開発者はスムーズな開発を行うことができます。

3.多彩なAPI
位置情報を使ったアプリケーション開発を行う上で必要な多くの機能を持った使い易いAPIを用意していますので、簡単にプログラムが作成できます。開発者を支援する堅牢で柔軟なアーキテクチャを持つように構築されています。

サービス概念図

導入事例: 新見市  (※別窓でpdfファイルが開きます)

<屋外>※クリックで拡大表示 サービス例(屋外)

<屋内>※クリックで拡大表示 サービス例(屋内)


HLBSの構成と機能

仕様

デバイス管理レイヤからのタグ信号の位置情報解析を行い、解析結果をAPI経由で上位アプリケーションへ提供します。
例えば、タグ信号受信機がカバーするエリア内に検知スポットや同心円状の検知エリアを定義し、それぞれで検知およびロストの追跡が可能です。

デバイス

タグ信号受信機と位置情報管理基盤とのコネクタとなり、この層でデバイスの違いをラッピングします。
HLBSは現在規格の異なる2種類のタグおよび受信機をサポートしていますが、コネクタの追加で異なるデバイスのサポートが容易な、拡張性を考慮した構造になっています。


HLBSで使用するタグ

AeroScoutタグ

AeroScout タグ
サイズ:63mm×40mm×17mm
重量:35g
検出範囲:一般屋外 200m  一般屋内 60m-100m
株式会社日本エアロスカウト
販売終了

Megrasタグ

Megras タグ
サイズ:60mm×31mm×11mm
重量:20g
検出範囲:一般屋内 10m
東京特殊電線株式会社
販売終了