社会基盤としての安価なIoT端末機器の製品化と応用
小型・軽量・安価な気象観測装置を使ったデータの取得から解析・分析までをご提案します。
高層ビルのビル風、工事現場の足場での突風、つむじ風など、都市部では風の問題が多く発生しています。
今後は、天気予報より細かい局地的な気象サービスの需要が予測されます。
また、ドローンの安全な飛行ルートの選定など風を有効活用する新しい気象サービスなど、風情報を核とした気象観測サービスが今後拡大することが予想されます。
そのためには気象観測装置が多くの場所に設置される気象観測IoTインフラが整備されることが重要です。
身の回りに気象観測装置を設置してデータを収集しAI分析する。
そのためにも小型・軽量・安価な気象観測装置が必要と考えます。
気象観測装置(製品番号: T100-1A)
主な仕様
- 温度: -40~+85 ℃ ±1 ℃ 以内
- 湿度: 0~100 % ±3 % 以内
- 気圧: 300~1100 hPa ±1 hPa 以内
- 風向: -1~+1 πrad ±0.1 πrad 以内
(設置平面に対して平行面及び垂直面の風向を測定) - 風速: 0~50 m ±3 m 以内
- 測定間隔:1-256秒
- 結果出力:マイクロSDカード、シリアルポート
- 電源:DC5V もしくは DC6-30V、2mA以下
- 重さ:100g以下
- 大きさ:90×80×150mm以下
特長
この製品の特長です。
- 超音波センサによる3D風速計搭載
東西南北の方向だけでなく、上下方向も測定可能。 - 小型軽量省電力
ドローンに搭載可能な大きさと重量。 - 簡易防水加工
屋外設置可能。 - 測定結果はSDメモリカードに保存、または通信装置と連携して送信可能
これらの特長から、これまで詳細に測定できなかった高高度の大気の状況を把握したり、多数のT100-1Aを利用して敷地内の状況を同時に測定したりできます。
試作品を使った実証実験では、ドローンを使って地上2000メートルでの測定に成功しました。
利用例
- 複数のT100-1Aを建物の周りに設置
敷地内に多数設置し、ビル風など局所的な気象を測定。 - ドローンに搭載して、遠隔地や上空の気象状況を測定
- 通信装置に接続して、サーバに集計し、ブラウザでリアルタイムに状況を把握する。
詳細はお問い合わせください。
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